成長期の犬猫の栄養

人と同じように犬や猫でも、成長期に「脳の栄養」を充分に摂取することはとても大切です。
骨や筋肉の栄養も、同様です。

つまり、成長期の栄養はその後の生涯を左右すると言っても過言ではありません。

よって、成長期に著しく不均衡な栄養を摂取することは、生涯後遺症が残る栄養障害を引き起こすリスクも高いです。(成犬期・成猫期より高いといえます)

成長期の栄養の理想は、日々(せめて1週間毎程度の頻度で)栄養計算して、手作りすることです。

しかし、現実的には厳しいです。

なので成長期においては、手作りご飯をすすめている立場であっても、フードを食べてもらうことが多いです。

なぜなら、

・成長期はカロリーだけではなく、栄養要求が刻一刻と変化していく
・大型犬と小型犬とでは成長曲線も異なる
・犬種や個体によっても差がある
・骨組織が主に発達する時期、筋肉が発達する時期、脂肪組織が発達する時期などにも違いがある
・上記の時期のデータも乏しく、結果的に栄養の計算がかなり複雑になる

という理由からです。

では、成長期ではフードを与えることが理想か?
と言われると、決してそうとも言えません。

なぜなら、

・離乳期から4ヶ月頃までのフード
・そこから避妊去勢後までのフード
・避妊去勢した仔猫用のフード

と、成長期用のフードはステージ毎にわかれているとはいえ、それほど細かくわかれているわけではないからです。

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