ペットショップの犬猫の体重
「細すぎ、小さすぎ、弱々しすぎ。」
ペットショップのワンちゃんネコちゃんに対して、そう思うことがあります。
もちろん、ペットショップにもよりますし、きちんとしているショップもあるとは思います。
とはいえ、一般的にペットショップでは、大きくなったワンちゃんネコちゃんは人気がなくなり、小さい時期の長い方が商品価値の高い期間が長くなります。そのため、ご飯の量は少なく抑えられているケースが多いです。
もし仮に、この小さい時期にペットショップに展示・販売されておらず、母犬・母猫のもとで子育てされていたら?(8週齢規制で、最も若くて56日齢)
この時期は親から充分にご飯を与えてもらい、コロコロしている時期です。にもかかわらず、ペットショップでは厳格に体重コントロールをされがちです。
人間の子供で考えてみてほしいのですが、離乳後やその後の成長期に食事の量を厳しく制限することはないです。
成長期なので、食べてくれるだけ食べてむちむちしていていい時期です。まして、成長期の子供がダイエットのために食事制限なんてしてたら全力で止めるはずです。
ワンちゃんネコちゃんも、意図的に体重コントロールなんてしなくても体のつくりがしっかりしてきたら自然に体はしまってきます。
そのうち成長期が落ち着くと、急にピタッと食べなくなります。
生後7ヶ月前後頃に、『ご飯を食べないです』と心配したご家族が来院される事がありますが、それが体の成長が落ち着いたサインです。(個体差・体格差あり)
それまでは本人が食べたいだけ食べさせてください。
ただ、避妊去勢後は少し食事量に注意する必要があります。
また、
・家族にお迎えした時期
・食べている内容
・大型犬なのか小型犬なのか
・避妊去勢手術の時期など
様々な要素で、色々な事がかわってきます。