【手作り食派向け】‐ネコの習性‐
単独で狩りをしてきたネコちゃんには、身を守るために身に着けている以下の習性があります。
①ネオフィリア(新しい物好き)
②食べ飽き
③ネオフォビア(新奇恐怖症)
ねこちゃんでは、これらの特徴により、食事の食いつきに苦労することもあります。
①ネオフィリア(新しい物好き)
ある日突然、今まで食べていたものとは違うものを食べたくなることがあります。
食べるものの種類を増やすための習性だと考えられています。
②食べ飽き
自分の栄養要求(栄養バランス)を満たすために行う習性です。
ネコちゃんはタンパク要求量が高いです。
たとえ美味しくてもタンパク量が少ないと、その食事を選択しなくなってしまいます。
すぐに食べ飽きてしまう食事は、タンパク質が十分に含まれていないのかもしれません。
ペットフードでいうと腎臓病療法食(低タンパク質)では特に、食事管理の失敗や苦戦の原因になりやすいです。
③ネオフォビア(新規恐怖症)
離乳期からずっと同じ種類・風味の食事を食べていると、それ以外の食事を拒否するケースがあります。
この現象は、普段とは違う環境の場合やストレス下で顕著です。
どこか痛い時やしんどい時にペットフードの療法食を初めて食べるケースはこの状況となります。
体調が悪くてたまたまその初めて食べた療法食を嘔吐してしまうと、余計にそのあと食べてくれなくなります。