【手作り食派向け】‐子猫からの手作り食‐

猫の手作り食に興味がある方は、「子猫」のうちから何でも食べてもらえるようになるのがおすすめです。

おすすめする理由は主に2つあります。


「ドライフード100%常食」を習慣づけてしまうと、食の幅が極めてせばまります。

ウェットフードが推奨される、つまりドライであることがリスクファクターとなる病気になったときにも、「ドライフードしか食べてくれない」といった事態はよくあります。

これは猫の「新奇恐怖症」という性質によるものです。

猫は特に、慣れ親しんだご飯の形状や食感・テクスチャに強いこだわりを持つことがあります。
(猫は、新奇恐怖症・ネオフォビア・食物嫌悪・食べ飽き・ネオフィリアといった、食へのこだわりがあります。)

この性質が原因で、例えば

・「ドライだけ食べてる子」が、尿石などドライフードによる病気になった際にウェットを食べない
・「ウェットだけ食べている子」が病気になったとき、その病気に対応の療法食がドライしか製品がなく、それを食べない

などのパターンが考えられます。


健康を考えると、ネコちゃんに総合栄養食などのドライフードを与える理由が私はあまり分かりません。
ですが、仮にその理由が「コスト」によるものだとした場合。

たしかにドライフードにすると、手作り食よりも目先のコストは下がるかもしれません。

ですが、ドライフードによって病気になった際。
その治療や手術にかかる費用は、節約したフード費の比ではないです。

長期的なコストでみると、手作り食はおすすめです。

これらの理由により、子猫のうちから色々な食感や匂いの食べ物に触れて慣れてもらうことは大事です。

ただし、注意点があります。

特に猫ちゃんの「成長期」に限っては、「100%手作り食」にするなら栄養計算をしたほうがよいです。
(成長期に間違った栄養を摂取すると、のちのちよろしくないので。)

子猫の栄養計算の意義については、また次回以降に書けたら書きます。

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