【手作り食派向け】-ホムセンで学ぶ-
総合栄養食など、ドライフード由来の疾患はさまざまあります。
腎臓、心臓、肝臓、膵臓、目、脳、口腔内、皮膚、尿路結石・・・
当然、ドライフードだけが病気の原因だと言い切ることはできないかもしれません。
しかし、間違いなく一因になっています。
とくに気管虚脱において。
遺伝的な特性に次いで、総合栄養食の栄養バランスが原因と感じています。
ですから、手作り食でも市販総合栄養食にならった栄養バランスを設計してしまうと、気管虚脱のリスクを上げてしまうおそれがあります。
また気管虚脱だけではなく、その他のトラブルの原因になりかねません。
(それでもドライフードよりは全然ましですが)
いずれにしても、総合栄養食100%常食で犬猫ちゃんが徐々にむしばまれていくことを、個人的には看過できません。
手作り食派の飼い主さんも、総合栄養食ドライ由来の疾患を予測するために、ホームセンターなどで所狭しと並んでいるドライ療法食を確認してみましょう。
フードの棚からもさまざまな情報がキャッチできます。
場所をとっている療法食=売れている(食べられている)療法食
ということになります。
種類は何が多いか?
キャットフードでは、下部尿路疾患や慢性腎臓病用療法食。
ドッグフードでは、消化器系の低脂肪、心臓系、腎臓系、皮ふや食物アレルギーも多いです。
いまだにドライフードが常識の世の中です。
ですから、これらの療法食ドライは安定供給され続けることになります。
そして、せっかく手作りご飯を実践するのであれば、それらの疾患を回避できる設計(まさにフードが苦手とする設計)を採り入れましょう。
フードの真似事をする必要は全くないです。